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2026.08.20
コラム実家、これからどうする?壊す・売る・住む・リノベーションという4つの選択肢
「親が高齢になり、実家をこれからどうするか考え始めた」
「将来、実家を相続するかもしれない」
「古くなった実家に、自分たちが住むことはできる?」
「空き家になるくらいなら、売った方がいいのだろうか?」
長年、家族とともに過ごしてきた実家。
しかし、親世代の暮らし方が変わり、子ども世帯も独立すると、いつか必ず「この家をこれからどうする?」という問題に向き合う時がやってきます。
実家の選択肢は、一つではありません。
売却することもできます。
建て替えることもできます。
自分たちが住むこともできます。
そして、今ある家を活かしてリノベーションするという選択肢もあります。
今回は、「実家、これからどうする?」シリーズの第1回として、実家を今後どうするか考えるときの4つの選択肢をご紹介します。
岐阜で実家のリノベーションや、中古住宅の活用を検討している方にも、ぜひ参考にしていただきたい内容です。
実家について考えるとき、
「古いから壊した方がいいのかな?」
「誰も住まないなら売った方がいい?」
と、建物そのものに目が向きがちです。
しかし、実家をどうするかを考えるうえで本当に大切なのは、建物だけではありません。
例えば、
といったことも関係してきます。
つまり、実家の問題は、
「古い家をどうするか」ではなく、「これから家族がどのように暮らしていくか」を考えること
から始める必要があります。
実家を今後どうするか考えたとき、大きく分けると次の4つの選択肢があります。
住む予定がない場合、実家を売却するという選択肢があります。
特に、
という場合は、売却を検討するケースもあります。
ただし、「家が古いから売れない」と決めつける必要はありません。
土地として売却する方法、建物付きで売却する方法など、物件や立地によって選択肢は異なります。
また、相続した空き家の売却については、一定の条件を満たすことで譲渡所得から控除を受けられる特例もあります。制度には要件や期限があるため、売却を検討する場合は早めに確認することが大切です。
建物の老朽化が進んでいる場合や、現在の建物を活かすことが難しい場合は、建て替えという選択肢もあります。
例えば、
といった場合です。
ただし、実家を建て替える場合は、建物の解体費用や新築費用なども必要になります。
また、長年住み続けてきた家には、家族の思い出や、残したい柱・梁・建具などがあるかもしれません。
そのため、
「古いから建て替える」
と決める前に、一度建物の状態を確認することをおすすめします。
最近増えているのが、親が住んでいた実家に子ども世帯が住むという選択です。
例えば、
「子どもが大きくなり、今のマンションが手狭になった」
「実家なら土地を新しく購入する必要がない」
「親の近くで暮らしたい」
「地元に戻って暮らしたい」
といった理由があります。
しかし、実際に住むとなると、
「キッチンが古い」
「冬は寒く、夏は暑い」
「耐震性能が心配」
「部屋が細かく区切られていて暮らしにくい」
といった問題が出てくることもあります。
そこで選択肢になるのが、実家を現在の暮らし方に合わせて生まれ変わらせる実家リノベーションです。
「思い出のある実家を残したい」
「新築ではなく、今ある家を活かしたい」
「自分たちの暮らしに合うように間取りを変えたい」
そんな方におすすめなのが、実家のリノベーションです。
実家をリノベーションすることで、
といったことができます。
ただし、すべての住宅が同じようにリノベーションできるわけではありません。
建物の構造や基礎の状態、劣化状況などを確認したうえで、どこまで改修できるのかを判断する必要があります。
国土交通省も既存住宅について、維持管理やリフォーム、住宅性能の確保や評価などを通じて、住宅ストックの維持・向上を進めています。
ここで大切なのは、
「どれが一番得か?」だけで決めないことです。
実家には、それぞれ異なる事情があります。
例えば、同じ築40年の住宅でも、
ため、正解も変わります。
そこで、まずは次の5つを考えてみましょう。
まず考えたいのは、
「この家に、これから住む人がいるのか?」
ということです。
親が住み続けるのか。
子ども世帯が住むのか。
二世帯住宅にするのか。
それとも、誰も住まないのか。
これによって、実家の活用方法は大きく変わります。
外から見ただけでは、建物の本当の状態は分からないことがあります。
例えば、
などは、専門的な確認が必要になる場合があります。
実家をリノベーションするか建て替えるか迷っている場合は、まず建物の状態を調査することが重要です。
売却する場合でも、インスペクション(建物現況調査)を活用することで、建物の状態を把握し、売却後のトラブル回避につながる場合があります。
例えば、
「あと5年だけ住む」
のか、
「子どもにも引き継ぎ、30年以上住みたい」
のかによって、必要なリノベーションの内容は変わります。
長く住み続けるのであれば、
まで含めて考える必要があります。
一方で、住む期間や目的によっては、必要な部分だけを改修する方法もあります。
実家のリノベーションでは、数字だけでは判断できない部分があります。
子どもの頃に傷をつけた柱。
家族が集まった居間。
祖父母が使っていた建具。
長年、家を見守ってきた庭の木。
新築に建て替えれば、すべて新しくなります。
一方で、リノベーションなら、
「残したいものを残しながら、新しい暮らしをつくる」
という選択ができます。
実家の価値は、不動産としての価値だけではありません。
その家で過ごしてきた時間も、大切な価値の一つです。
誰も住まない実家を長期間放置すると、老朽化や損傷が進み、将来的に売却や活用が難しくなる可能性があります。
国土交通省も、空き家になった場合は放置せず、早めに「活かす」「しまう」といった行動を検討することの重要性を案内しています。
だからこそ、
「まだ何も決まっていないから、そのままにしておこう」
ではなく、
「これからどうするかを、早めに家族で考えておく」
ことが大切です。
実家をリノベーションするメリットは、単純に「新しくなる」ことではありません。
例えば、
古い梁や柱、建具など、残したいものを活かせる場合があります。
すでに土地がある場合、新しく土地を探して購入する必要がありません。
昔ながらの細かく区切られた間取りを、広いLDKに変更するなど、ライフスタイルに合わせた住まいづくりができます。
耐震や断熱などを見直し、快適性や安全性の向上を目指すこともできます。
もちろん、建物の状態によっては建て替えた方が適しているケースもあります。
だからこそ大切なのは、
「リノベーションありき」で考えるのではなく、建物を調査したうえで、自分たちに合った選択をすること
です。
古くなった実家を見ると、
「もう壊した方がいいのかな」
と思うことがあるかもしれません。
しかし、その家には、新築ではつくることができない時間があります。
家族で過ごした食卓。
子どもの成長を刻んだ柱。
長年住み続けてきた家だからこその記憶。
すべてを残す必要はありません。
でも、すべてを壊す前に、
「この家で残せるものはないだろうか?」
と一度考えてみることも、これからの住まいづくりの選択肢です。
実家をこれからどうするか。
その選択肢には、
という方法があります。
大切なのは、「古いから壊す」「誰も住まないから売る」とすぐに決めることではありません。
まずは、
誰が住むのか。
建物はどんな状態なのか。
これからどのように暮らしたいのか。
を整理することから始めましょう。
岐阜で実家のリノベーションや、古い家の活用についてお悩みの方は、建物の状態だけでなく、ご家族のこれからの暮らしまで含めて考えることが大切です。
NARAYAでは、「リノベーションすること」そのものを目的にするのではなく、
「この実家を、これからどう活かすのが一番良いのか」
というところから一緒に考えます。
売却するべきなのか。
建て替えるべきなのか。
それとも、思い出のある実家を活かして、新しい暮らしを始めるのか。
まだ答えが決まっていなくても大丈夫です。
まずは、「実家、これからどうする?」というところから、一緒に考えてみませんか。
第1回|実家、これからどうする?壊す・売る・住む・リノベーションという4つの選択肢
次回は、
第2回|実家をリノベーションする?建て替える?後悔しないための判断基準
について詳しく解説します。