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2026.09.13
コラム築40年以上の実家でもリノベーションできる?最初に確認したい7つのポイント
「実家が築40年以上だけど、リノベーションできるの?」
「築50年近い古い家でも、これから住み続けられる?」
「建て替えた方がいいのか、リノベーションした方がいいのか分からない……」
実家をこれから活用しようと考えたとき、このような疑問を持つ方は少なくありません。
特に岐阜には、長く大切に住み続けてきた戸建て住宅も多く、築40年、築50年以上の実家をこれからどうするか悩んでいる方もいるのではないでしょうか。
結論から言うと、
築40年以上だからといって、リノベーションできないわけではありません。
大切なのは築年数だけではなく、
「その家が今どのような状態なのか」
を確認することです。
今回は「実家、これからどうする?」シリーズ第4回として、築40年以上の実家をリノベーションする前に確認しておきたい7つのポイントを解説します。
まず知っておきたいのが、
「築40年=リノベーションできない家」ではない
ということです。
住宅は、築年数だけで状態が決まるわけではありません。
例えば同じ築40年でも、
では、建物の状態が大きく異なります。
そのため、築40年、築50年という数字だけを見て、
「古いから建て替え」
と決めるのは早いかもしれません。
まずは、建物の状態を確認することから始めましょう。
では、具体的にどこを確認すればいいのでしょうか。
特に重要なのが、次の7つです。
住宅を支える「基礎」は、リノベーションを考えるうえで非常に重要な部分です。
確認したいのは、
などです。
基礎に大きな問題がある場合、単純に内装や設備を新しくするだけでは済まない可能性があります。
反対に、適切な補修や補強によって建物を活かせる場合もあります。
そのため、見た目だけではなく床下など見えない部分の確認が大切です。
築40年以上の実家で、もう一つ重要なのが建物の構造です。
特に木造住宅の場合は、
などの状態を確認します。
長年の雨漏りやシロアリ被害によって、木材が腐食しているケースもあります。
また、過去にリフォームをしている場合には、知らないうちに壁や柱などに変更が加えられていることもあります。
リノベーションで間取りを大きく変更したい場合には、**「どこまで変更できる建物なのか」**を確認することが重要です。
古い実家で特に気をつけたいのが耐震性能です。
日本の住宅は、建築された時期によって適用される耐震基準が異なります。
そのため、築40年以上の住宅については、
「今の耐震性は大丈夫なのか?」
を一度確認することをおすすめします。
リノベーションをする場合には、内装をきれいにするだけでなく、
必要に応じて耐震診断や耐震補強も検討する
ことが大切です。
これから10年、20年、30年と住み続けるのであれば、デザインだけではなく、安心して暮らせる住宅性能についても考えたいところです。
「実家に帰ると冬が寒い」
「夏になると2階が暑すぎる」
という経験はありませんか?
築40年以上の住宅では、現在の住宅と比べて断熱性能が十分ではない場合があります。
特に岐阜では、夏の暑さだけでなく冬の寒さも考えた断熱計画が重要です。
リノベーションでは、
などを見直すことができます。
例えば、窓の性能を高めたり、壁や天井などの断熱を見直したりすることで、住宅全体の快適性を改善できる可能性があります。
実家リノベーションでは、
「見た目を新しくする」だけではなく、「暑さ・寒さをどう改善するか」
まで考えることが大切です。
築年数の古い住宅では、雨漏りやシロアリについても確認しておきたいところです。
特に注意したいのが、
といった症状です。
こうした症状がある場合は、表面だけをきれいにするのではなく、原因を確認する必要があります。
せっかく内装を新しくしても、建物内部の問題を放置してしまえば、将来的に別の工事が必要になる可能性があります。
築40年以上になると、キッチンや浴室などの設備だけでなく、給水・給湯・排水などの配管についても確認したいところです。
例えば、
「キッチンを新しくしたら水漏れした」
「お風呂を交換したけれど、古い配管が残っている」
といったことにならないよう、見えない部分も含めて計画することが重要です。
実家リノベーションでは、
設備だけを新しくするのではなく、設備を支える部分まで確認する
ことをおすすめします。
最後に考えたいのが、これから誰が、どのように暮らすのかです。
昔の実家では、
といった間取りもあります。
しかし、これから夫婦2人で暮らすのであれば、昔と同じ間取りである必要はありません。
例えば、
和室+洋室+廊下
↓
広いLDK+収納+家事動線
というように、今の暮らしに合わせて間取りを再構成することもできます。
「昔の家に合わせて暮らす」のではなく、
「これからの暮らしに家を合わせる」
という考え方が、リノベーションの大きな魅力です。
「築40年なら大丈夫だけど、築50年は無理?」
と思われるかもしれません。
しかし、ここでも重要なのは築年数だけではありません。
築50年以上でも、適切に維持管理され、構造などの状態が良好な住宅であれば、リノベーションによって活用できる可能性があります。
一方で、築30年程度でも、長期間の雨漏りやシロアリ被害などによって大きな劣化があるケースもあります。
つまり、
築年数は判断材料の一つであって、答えそのものではありません。
だからこそ、
「築40年だからリノベーション」
「築50年だから建て替え」
と単純に決めるのではなく、建物を調査したうえで判断することが大切です。
築40年、50年と暮らしてきた実家には、新築住宅にはないものがあります。
例えば、
などです。
もちろん、すべてを残す必要はありません。
でも、
「古いから全部交換する」
のではなく、
「残したいものと、新しくしたいものを分ける」
という考え方もあります。
例えば、昔の建具をリビングのアクセントとして再利用したり、思い出の柱をあえて見せたりすることもできます。
これは、実家リノベーションならではの魅力です。
ここまで確認して、
「やっぱり建て替えた方がいいのでは?」
と思う方もいるでしょう。
もちろん、建て替えが適しているケースもあります。
例えば、
といった場合です。
一方、
という場合には、リノベーションが有力な選択肢になります。
つまり、
リノベーションと建て替えのどちらが正解かは、建物と暮らし方によって変わります。
築40年以上の実家をリノベーションするとき、
「できるだけ安くしたい」
と考えるのは当然です。
しかし、費用を抑えることだけを優先するのはおすすめできません。
特に、
耐震・断熱・構造・配管など、後から簡単に変更できない部分
については、優先順位を考える必要があります。
一方で、壁紙や照明、設備のグレードなどは、予算に合わせて調整できる部分もあります。
つまり、
「全部を良くする」のではなく、「大切なところにしっかりお金を使う」
ことが重要です。
「実家をリノベーションしたい」と思ったら、いきなりキッチンや床材を選ぶ必要はありません。
まずは次の順番で考えてみましょう。
親が住むのか。
自分たちが住むのか。
二世帯で住むのか。
まずは暮らす人を明確にします。
基礎・構造・屋根・外壁・床下など、建物全体を確認します。
「安全」と「快適」を両方考えます。
広いLDKが欲しいのか。
家事をラクにしたいのか。
趣味の部屋が欲しいのか。
将来の老後まで考えるのか。
建物の状態と希望する暮らしを踏まえて判断します。
「いくらまで出せるか」だけではなく、「何にお金をかけるか」を考えます。
築40年、築50年以上の実家を見ると、
「もう古いから建て替えるしかない」
と思ってしまうかもしれません。
しかし、築年数だけで判断する必要はありません。
大切なのは、
を確認することです。
そして、その家に残したいものがあるのか、これからどんな暮らしをしたいのかを考えること。
実家リノベーションとは、
古い家を新しくするだけではありません。
これまで家族が暮らしてきた場所に、これからの暮らしを重ねていくことです。
築40年だから。
築50年だから。
という理由だけで、実家の可能性を決めつける必要はありません。
まずは、その家が持っている可能性を知ることから始めてみませんか?
岐阜で実家のリノベーションを考えるなら、築年数だけで判断するのではなく、建物の状態とこれからの暮らしをセットで考えることが大切です。
NARAYAは、住宅リノベーション専門店として、間取りやデザインだけではなく、
耐震・断熱・構造・水回り・家事動線・将来の暮らし
まで含めて、実家のこれからを考えます。
「築40年以上だから無理かもしれない」
「築50年以上だけど、できればこの家を残したい」
「リノベーションと建て替え、どちらがいいのか分からない」
そんな段階でも構いません。
実家をどうするか迷ったら、まずは**「この家はどこまで活かせるのか?」**を知るところから始めてみてください。
第1回|実家、これからどうする?壊す・売る・住む・リノベーションという4つの選択肢
第2回|実家をリノベーションする?建て替える?後悔しないための判断基準
第3回|実家リノベーションの費用はいくら?築30年・40年・50年以上の費用相場と注意点
第4回|築40年以上の実家でもリノベーションできる?最初に確認したい7つのポイント
次回は、
第5回|実家リノベーションで後悔したポイント10選
を予定しています。